皆様、はじめまして。
今年（平成２７年）１月に弁護士法人あすかに入所いたしました、弁護士の上松祐二と申します。

私は、このたび、法テラスのスタッフ弁護士の養成を受けるため、弁護士法人あすかに入所することになりました。

ところで、法テラスという機関について、ご存知でしょうか。
法テラスとは、これまで法律とは無縁であった人たちに法の光を照らし、誰もが等しく法的サービスを受けることができる社会を実現するという理念のもと設立された公の機関です。そして、法テラスのスタッフ弁護士は、法テラスが設置した法律事務所に勤務する弁護士となります。

そして、私が法テラスのスタッフ弁護士を目指したきっかけというのも、これまで社会の中に埋もれていた声にならない声にしっかりと耳を傾けたい、さらには、そのような社会的に弱い立場にある人たちが抱えているトラブルを法律にもとづく適切な解決に導いていきたいと思ったからです。最近は弁護士の数が増えてきているといえども、経済的に苦しくて弁護士に依頼することができない方、過疎地で周りに弁護士がいなくて相談にも行けない方、都市部でも何らかの理由により弁護士のところまでたどり着くことができない方が、まだまだたくさんいらっしゃいます。現在もそのような方々への法的サービスの提供は十分ではありません。このような社会的には弱い立場にある人たちの司法アクセスの問題解消といった点について、私は特に力を入れていきたいと思っています。

弁護士法人あすかでは広島県内に３つの事務所を設けるとともに、それぞれの事務所では多種多様なご相談、ご依頼を受けており、県内の司法アクセスの問題解消といった点にも取り組んでいます。私も、このあすかで、１年間しっかりと養成を受けて弁護士としての能力だけでなく弁護士として備えるべき心構えを身につけ、来年には法テラスのスタッフ弁護士として活躍できるよう日々の業務に全力で取り組んで参ります。

まだまだ、未熟者ではございますが、今後ともよろしくお願い申し上げます。