皆さま、こんにちは。私は、平成２８年１月から同年１２月まで、弁護士法人あすかにて、法テラスのスタッフ弁護士としての養成を受けておりました、白鳥俊昭と申します。

私は、平成２８年１２月まであすかで養成を受け、平成２９年１月に、茨城県にある法テラス下妻法律事務所に赴任致しました。

この場をお借りして、法テラス下妻での生活や執務内容等の紹介をさせていただきます。

茨城県下妻市は人口４万人ほどの比較的小さな市で、映画「下妻物語」の舞台にもなりました。下妻市は豊かな土地が広がる近郊農業が盛んな地域で、市内からは大きくそびえ立つ、つくば山を観賞することができます。そんな自然豊かな地域ですが、特に下妻市を含む県西地域では、交通アクセスとの関係で車はまさに生活必需品。赴任するまで車にほとんど乗らなかった私も今では毎日のように、車で県内を走っています。

下妻市には、水戸地方裁判所下妻支部があり、この裁判所では支部のある下妻市をはじめとした７市３町の裁判を管轄しています。

そして、私の赴任している法テラス下妻法律事務所は、扶助・国選対応事務所で、原則として経済的に資力のない方を対象としていますが、下妻支部管内の市役所や地域包括支援センター、社会福祉事務所など、地域に密着した施設から様々な相談が舞い込んできたり、茨城県牛久市に入国管理センターがあることから、民事、刑事問わず外国人に関する事件の相談も多く入ってきます。その際には、下妻支部管内には高齢者の方も多いことから、直接市役所などの施設や、御本人の家までうかがうこともあります。あすかで養成をさせていただいていたときから、市役所での相談や弁護士のいない過疎地域への出張法律相談等をさせていただいていたので、その経験を十分に活かせているのではないかな、と思っています。
事件以外でも、法テラスのスタッフ弁護士として、地域に密着する各施設との協議会を開催したり、消費者被害や成年後見についての講演依頼を受けることも多くあります。

下妻市を含む県西地域は弁護士の数がまだまだ十分とはいえず、その分、様々な種類の事件や対応が悩ましい事件にも数多く出会います。養成中、あすかでは様々な先生の事件処理を見せていただき、迷ったとき、困ったときには、あすかで学んだことを思い出し、またあの先生ならどう進めていくだろうか、ということを考えて事件処理にあたっており、あすかでの養成経験は現在の業務活動の基礎となっています。

これからも目の前の一人一人を大切にするという気持ちを忘れず、日々の活動に取り組んでいきます。

法テラス下妻法律事務所

〒304-0063 茨城県下妻市小野子町1-66 JA常総ひかり県西会館１階

関東鉄道常総線「下妻駅」から徒歩３分

業務時間　平日 9:00～17:00

（12:00～13:00の昼休みを除く。土日及び祝日は業務をおこなっておりません。）