中岡 正薫 弁護士のブログエントリー一覧
弁護士 中岡 正薫
2018年12月06日(木)
壺算
弁護士の中岡です。
ある計算上手の男が大きい壺を買うために近所の雑貨屋に行きます。
店の主に聞くと、小さい壺は3円、大きい壺は6円とのこと。
男は一旦小さい壺を3円で購入し(3円を払います)、その後、再び店に戻り、実は大きい壺が欲しかったので小さい壺と大きい壺を取り替えて欲しいとお願いをします。
男のお願いを了承した主に、男は言います。
「私は最初に3円を払いましたね。そして、この小さい壺を3円で下取りしてもらうと、合計6円になります。それじゃあ、6円払っているので大きい壺をもらっていきますね。」
店の主はおかしいと思いながらも、何度計算しても6円になるため、混乱します。
そして、最後には、泣きながらこう言います。
「あの・・・小さい壺も持って帰ってもらえませんか。いただいた3円もお返ししますので。」
これが古典落語の「壺算」のネタです(少し改変しています。)。
早口で流れるような男の説明を聞くと、本当に男の言っていることが正しいように聞こえてしまいます。
そして、最後の店の主の台詞、パニック時の人の心理を見事に描いていますね。
年末年始は詐欺が多発する時期らしいので、皆様是非お気をつけください。
弁護士 中岡 正薫
2018年09月10日(月)
シンギュラリティ
弁護士の中岡です。
最近、本やインターネットを見ていると、「シンギュラリティ」という言葉をよく目や耳にします。
前後の文脈でなんとなくテクノロジーの進化に関連する話なのだろうなと思っていたのですが、ブログを書くにあたり折角なのでググってみました。
シンギュラリティ(技術的特異点)とは、もともと特異点を意味する数学や物理学の世界で用いられる概念で、米国の発明家であり未来学者、AIの世界的権威であるレイ・カーツワイル氏が2005年に発表した著作『The Singularity is Near』から、人工知能が発達し、人間の知性を超えることによって、人間の生活に大きな変化が起こるという概念を指すようになったようです。
氏によれば、このシンギュラリティ、どうやら2045年には到達するとのことで、つまり、2045年には人間と人工知能の能力が逆転することにより、人類が生命を超越する存在になるらしいです。
う~ん、全く想像が及びませんね。
今までの社会では到底想像もできないような生活が現実になる世界が待っているとしたら、恐ろしくもあり楽しくもあります。
まずは本を読んで、未来を体験してみたいと思います。
弁護士 中岡 正薫
2018年01月22日(月)
忘年会
弁護士の中岡です。
明けましておめでとうございます!というには少し日が経っていますが、今年も一生懸命弁護士業に邁進したいと思いますので、どうぞ宜しくお願い致します。
さて、みなさま年末年始はどのように過ごされましたか。
私は年末に実家のある関西に帰ったのですが、毎年末に大学時代に入っていたラクロスサークルの同期が集まる忘年会に例によって例のごとく、今年も参加してきました。
この忘年会、他の忘年会とは少し違っていて、開催場所が必ず風呂のある施設なのです。
近年はサウナ・スパ的な施設で行っていたのですが、今年は大阪の鶴橋にあるスーパー銭湯で開催されました。
まず、会場に到着するととりあえず各自自由に風呂に入ります。ゆっくり湯船に浸かりながら1年で蓄積した心と身体に負った疲れを癒したり、美味しいビールのためにサウナに入ったり、この後の飲み会のためのお清めを行います。
風呂から上がると施設内に併設された飲み会会場に行き、メンバーが揃ったところで忘年会が開催されます。
彼らと知り合って早20年、今では暮らす地域も職種もバラバラで、様々な分野で大活躍している同期たちですが、忘年会の会話内容だけ聞くと、悲しいかな私も含め精神年齢は大学生の頃と変わっていませんね。
ビールを飲んで鍋をつつきながら馬鹿話をして大笑いをする、この年末のイベントで楽しく1年を終えることで、今年も幸せな1年を過ごせたと感じさせてくれるのかもしれません。
そして、10年後も20年後も同じようなことを言ってそうです。