福田 浩 弁護士のブログエントリー一覧
弁護士 福田 浩
2014年04月04日(金)
消えゆくれんが敷き
呉中通商店街の車道から、長年親しまれてきた、トレードマークの赤れんがが消えるそうだ。
赤れんがのある街並みが大好きだ。行き交う人々の靴底との摩擦によって、かすれてしまった色合いにも風情がある。アスファルトが痛んでくると、早く直せばよいのに、と感じるが、赤れんがは違う。赤れんがの痛みは、人々の生活の歴史そのものであり、その朽ちてゆく姿をそのままにしていただきたい、と思う。靴底に感じる応力も、アスファルトの素っ気ない硬質感とは違い、優しく大地に受け止めてもらえている感が、とてもうれしい。
広島の街中にも、まだ、赤れんがが残っているのをご存じだろうか。私の一番のお気に入りは、広島女学院南側の通りである。色違いのれんがでデザインされた模様がよい。学校側には、れんがで作られた柱が建てられており、上には、夏の厳しい日差しを遮る植物のアーケードがある。道路側さえ気にしなければ、しばしのタイムスリップ、人によっては、しばしのヨーロッパ旅行を楽しむことができるのでは。
弁護士 福田浩
弁護士 福田 浩
2013年06月24日(月)
ビア・ガーデン
昨年だったと思いますが、紙屋町そごうの屋上にオープンしたビア・ガーデンに、先日、家族と一緒に、はじめて行ってきました。
日中は蒸し暑かったのですが、次第に、心地よい風の吹く夕刻になり、まさしく、ビア・ガーデン日和。合コンとおぼしき団体、家族連れ、カップルなどで、屋上は、大いに賑わっていました。
西には山影に沈みゆく太陽、真っ赤に染まった空を見上げながら飲む生ビールは、本当に格別でした。周囲の喧騒をよそに、一人、つかの間の天空ショーを楽しみながら、杯を重ねてしまいました。
さて、売り物のバイキング料理に行くぞ、などと思った矢先、子供が、お腹いっぱい、帰る、と駄々をこね始めてしまいました。屋台には、まだ食べていないおいしそうな料理が並んでいます。
まだ元を取っていない、と説得しても聞き入れられず、料理を横目で見ながら、後ろ髪をひかれる思いで帰りました。ビア・ガーデンには、子供と一緒に来てはいけなかったのですね。
弁護士 福田浩