弁護士 上椙 裕章
2013年10月22日(火)
公設事務所の引継式
先週末、日弁連から選任されて支援委員をやっている関係で、岩手県沿岸部にある宮古ひまわり基金法律事務所の引継式に出席してきました。
前任者の小口弁護士は、震災復興のために獅子奮迅の働きをしてきた弁護士で、その活躍ぶりはこんなブログでは語り尽くせません。ただただ、頭が下がる思いです。
また、後任として着任した吉水弁護士は、地元宮古市の出身で、そのまま宮古に定着する予定だそうです。吉水弁護士の故郷の復興へ熱い思いを聞いていると、こちらも胸が熱くなりました。
公設事務所の引継式に参加して、公設事務所に赴任している現役の弁護士と話していると、自分の弁護士としての原点というか立ち位置を思い出します。
6年前、私が、彼らと同じように公設事務所へ赴任したときに抱いていた弁護士過疎解消の一助となりたい、社会的弱者の味方であり続けたい、そして目の前の困っている人を助けたいという思い。日常の業務に忙殺され、それなりの人数を抱える事務所の経営者になると、あのとき自分が持っていた理念、描いていた弁護士像から少しずつ離れていってしまいます。
そんななかで、公設事務所の所長弁護士たちの身を粉にして行っている公益的活動に耳を傾け、その活動の源となっている情熱に触れると、「ああ、自分もこういう熱い思いを持っていた」と今の自分を恥じ、「彼らに負けないよう頑張ろう」と思いを新たにします。
さて、彼らに刺激を受けて帰ってきたわけですから、今週から初心を思い出し、公設事務所の現役弁護士たちに負けないよう、彼らと志を同じくする仲間であり続けられるようガンバリマス。
弁護士 上椙裕章
事務局 東広島事務所
2013年10月16日(水)
島とみかん
休日、大崎下島に行ってきました。
大崎下島とは、呉市から4つ橋を渡ったところにある島です。
安芸灘大橋、蒲刈大橋、豊島大橋、豊浜大橋を渡ることで、呉市全域が陸路で結ばれています。
下蒲刈島、上蒲刈島、豊島を通過し、大崎下島に至るのですが、左手に穏やかな海、右手にみかんの段々畑という風景がずっと続きます。
海沿いを車で走っていると、ロードバイクでサイクリングをしている方にたくさん出会いました。快晴の日の島々は、絶好のサイクリングコースなのですね。
段々畑を見上げると、収穫の真っ最中のようで、収穫したみかんを運ぶためのトロッコがいたるところを走っていました。
あちこちでみかんを売っている所を見掛けましたが、購入したみかんは、1キロ200円です。安い!!
何個も試食が出来るうえ、服のポケットにまで、みかんを入れてくれました。
また、みかんの生ジュースが濃くて美味しい!!
「今度は、正月明けに来てごらん!みかんがもっとおいしいから!」とお店の方に声を掛けられ、なんだか人の温かさとオレンジ色のビタミンカラーに、心も体も癒された一日でした。
弁護士 今田 健太郎
2013年09月25日(水)
リーガルハイ
弁護士の今田健太郎です。
ドラマ「半沢直樹」で、一躍時の人となった堺雅人さんが、次クールにおいて、「リーガルハイ」という弁護士もののドラマの主演を務めるようです。
おそらく、高い視聴率を弾き出すでしょう。
弁護士業界に身をおいていると、「リーガルハイ」であるとか、あるいは、「弁護士のクズ」といったような、人気の弁護士ドラマで設定されているシチュエーションは、「ありえないよなぁ。」と思うことも多いのですが、シナリオは面白いですし、弁護士という職業に興味を持ってくれる方が増えることは、嬉しいことです。
実際のところ、弁護士の仕事は実に地道で、「これで大逆転!」というドラマチックな展開はあまりないのですが、依頼人とともに苦労し、依頼人とともに解決していくことの喜びは、弁護士ならではのやり甲斐だと思います。
弁護士も10年目を過ぎると、だいぶ見通しがつくようになり、落ち着いて物事を考えるという良い面もあるのですが、ときには、「倍返しだ!」といったような意気込みと情熱を忘れずに、仕事に取り組んでいきたいと思います。