弁護士 今田 健太郎
2010年07月08日(木)
弁護士の公益活動について
弁護士の今田健太郎です。
弁護士の公益活動というのは、多岐にわたっており、一口には言い表せませんが、各弁護士が様々な分野でボランティア活動を行っています。
現在の私の中心的な公益活動は、①厚生労働省医療裁判外紛争解決機関連絡協議会(長くて噛みそう)の委員、②日弁連災害復興支援委員会の委員です。その他、地方公共団体から委嘱を受けた委員を複数兼務しています。
①の協議会は、弁護士や大学教授、患者団体、医療機関代表者などが、医療事故に関する紛争解決について、裁判以外に、より良い紛争解決の方法はないかということを協議する場であり、年に4回程度、東京で開催されています。
この数年間、医療機関も、医療事故をなくすため、懸命な努力をしてきましたが、それでも不幸にして医療事故が発生した場合に、対立を深める関係ではなく、できる限り対話によって解決できるのが望ましいのではないかとの見解から、立場を超えて真剣な討議を重ねています。この協議会は公開であり、厚生労働省のホームページから議事録を閲覧できます。
②については、自然災害に限らず、最近話題になっている宮崎県の口蹄疫の問題なども取り上げ、幅広く被災者や被災地域のために、法律家として何ができるか、ということを日々協議しています。
こうして、必然的に私の東京等への出張は増えてしまうのですが、弁護士である以上、何らかの公益的活動を行うことは、社会的な使命であると考えています。
当法人の各弁護士は、分野こそ異なりますが公益的活動を行っておりますので、興味がございましたら、相談の際などに話題にしてみてください。