弁護士 上椙 裕章
2018年08月20日(月)
小方城(亀居城)
お盆前の酷暑のなか、久々の家族サービスとして周防大島の海で子ども達と戯れた後に
大竹市にある小方城を訪れました。
関ヶ原の戦いの後、広島に移封された福島正則の命を受けて築城された広島藩の支城です。
支城だし、大竹だし(大竹の皆さん、ごめんさない!)、正直あまり期待していなかったのですが、いや、立派なお城です!
西の毛利家への抑えとして山陽道沿いに築城された支城だけあって、
遺っている石垣、郭(くるわ)から当時の堅牢さが伝わってくる想像以上にいいお城でした。
11の郭が確認できる(私の眼では8しか確認できませんでしたが)、かなりの規模の平山城です
このお城、築城からわずか3年で破却されており、
一説には、あまりに巨大な堅城であったことが徳川家の疑念を招き、
福島家が高井野に減転封される一因になったとか。
暑い夏の日差しを浴び、遠く平泉の地で芭蕉が詠んだ、かの有名な句を思い出しながら、戦国時代に想いを馳せた一日でした。
弁護士 上椙裕章