弁護士 今田 健太郎
2018年03月19日(月)
軍艦島
弁護士の今田健太郎です。
先日、長崎県を訪れる機会があり、「軍艦島」こと、端島へ行ってきました。
正確に言うと、波が高く、接岸を試みたものの上陸はできず、島の周りを旋回するという経験をしてきました。
軍艦島は、戦前戦後に、石炭の産出で栄えた島ですが、狭い島の中に7階建ての学校があったり、当時、先端の建築技術で建てられたアパートなどがあって、商店街も賑わうなど、世界一の人口密度を誇る島だったようですが、廃坑に伴い、現在は、廃墟のように、長崎県の海中に鎮座しています。
決して広いとは言えない島に、多くの人が住み、その島の中で生活を完結させるというのは、我々にしてみれば、不便なことも多いように感じられますが、独特の連帯感などもあったようであり、住んでみないと分からない感情があるのでしょうね。
まさに、「住めば都」とは、よく言ったものです。
年々風化が進んでいるようですが、こうした文化的遺産については、できるだけ後世にも遺していってもらいたいものです。