弁護士 福田 浩
2017年01月17日(火)
読書を楽しむ
いうまでもなく、ベストセラーの「サピエンス全史」です。
生来のヒネクレ者で、いつもならブームになっている間は、あえて手を出さないのですが、さすがにどこの本屋でも「入荷待ち」の札ばかりが目について、我慢できずに買ってしまいました。
いろいろな読み方があるのでしょうが、遠い昔、大学のゼミナールで、イギリス産業革命史の生活水準論争を学んだ(かじった?)ことのある自分としては、現代の文明社会は、エネルギーの利用と分業による経済的効率化がキーワードだと考えていたのですが、なるほど、これは人類(ではなく「サピエンス」なのですね)のDNAには組み込まれていません。虚構を信じることにより、食物連鎖の頂点に立ち、文明社会を築いたとする仮説は魅力的です。
弁護士 福田浩