弁護士 上松祐二
2015年12月28日(月)
さようなら呉線
呉線が廃線になるかのようなタイトルではありますが、もちろん、そうではありません。今日も呉線は平常運転をしています。
この1年間、自宅のあった広島駅から呉駅まで、毎日のように呉線を利用していました。
呉線はちょっとしたことですぐに止まるとの噂を聞いていました。たしかに、少しの雨や風で止まることはあったけれど、私としては頻繁に止まっていたという感じはしませんでした。
夏に台風が来たときは、呉線だけが動いていたという「奇跡」もありました。休校を望んでいた学生は、「なぜ、この時だけと」思ったことでしょう。
最初の頃は、乗車時間の感覚がわからず、乗り過ごしてはいけないと思い、電車内では寝ていなかったのですが、次第に呉線での通勤に慣れてくると、常に電車内では寝るようになりました。
最終的には、広島駅から出発して、途中で目が覚めたとき、電車内で2度寝を始める限界はどこまでかを試行錯誤するまでに、呉線乗りの道を究めようとしました。最初は吉浦駅までが限界かなと思っていたけれども、この限界はあっさりと突破し、川原石駅くらいまであれば寝ても大丈夫であることに気づきました。最後は、呉駅手前の川の橋でも全然イケルと思い、休日に試してみましたが、これは全然イケてませんでした。
何がともあれ、呉線から眺める海は本当に絶景です。
この1年間の思い出とともに、この呉線から眺める海の景色も、一生私の心に深く刻まれることになるでしょう。