事務局 広島事務所
2014年10月17日(金)
芸術の秋です
ここ数日でぐっと冷え込み、秋らしくなってきましたね。
先日の連休はあいにくの天候でしたが、そろそろ、山間部では紅葉も始まってきているようです。
秋といえば、運動をするにも気持ちよいし、食べ物もおいしい季節ですが、今年は近隣の美術館で気になる展示会がいくつか開催されているので見に行きたいと考えているところです。
一番気になっているのは尾道市立美術館で開催されている「ストーリー・オブ・チェアーズ展」(会期:2014年9月13日(土)~11月9日(日))
日常何気なく使っている椅子ですが、ここで紹介されている椅子のデザインがおもしろいのです。是非とも実物を見てみたい。素材は何出てきているのか、実際に座ったらどんな感じなのか(展示作品に座ることはできないでしょうけれど)、どんな場所に設置されるのがふさわしいのか。ウェブ上で紹介されている写真と文面を見ているだけで、わくわくしてきます。
そういう目で見直すと、自分が座っている椅子もおもしろく感じてくるから不思議です。
次に気になっているのは広島市現代美術館の「戦後日本住宅伝説−挑発する家・内省する家」(会期:2014年10月4日(土)〜12月7日(日))
建築物というと高層ビルとか、大きな公共の建物とかに目が行きがちですが、住宅に絞り込んだ展示、ということで気になっています。デザインも素敵ですが、建材とか工法にも、いろいろと工夫があるのでしょうね。ただ、これらの住宅に住んでもいいよ、と言われても「ハイ!」と飛びつくことはできないなぁ。掃除をはじめとする日常のメンテナンスをこなす自信がありません。
そして、ちょっと先の開催になりますが、広島県立美術館の「広島が生んだデザイン界の巨匠 榮久庵憲司の世界展」(会期:2014年11月18日(火) ~2014年12月23日(火) )
榮久庵憲司氏といえば、私の中では某有名醤油メーカーさんの卓上瓶をデザインされた方、です。無駄のないすっきりとしたフォルム。ごく普通のご家庭の食卓のうえにあって違和感を感じさせず、変に自己主張しないのに飽きがこないあの姿。そして、丈夫で使い勝手がよいこと。実際、私の生家では私が知る限り、この卓上醤油瓶がずっと現役で代替わりすることなく活躍しています。
尾道まで出かけることは難しいかもしれませんが、広島市現代美術館と、広島県立美術館、ひろしま美術館(来週25日から「旅する画家 安野光雅 ―ヨーロッパ周遊旅行―」が始まります)くらいは行けるかな?
せっかく身近に美術館がたくさんある地域に住んでいるのですから、どんどん行って楽しみたいものです。