弁護士 中岡 正薫
2013年09月10日(火)
ローマ人の物語
最近、塩野七生の「ローマ人の物語」にはまってます。
知り合いから勧められ、興味はないけど教養の一つにでもなるかと思って読み始めたのですが、これが案外面白い。元々歴史物が好きなせいもあり、ハンニバルやスキピオ、スッラやカエサルといった魅力的な登場人物の生き様や、2000年以上前のローマが、現代に近い政治システムを確立し、また悲しくも現代と同じような政治闘争が行われていたことに興味と関心をもって読み進めています。
とはいえ、苦労もあります。
まず、名前が覚えられない。
歴史好きではあるものの、カタカナアレルギーの私にとっては、同じようなカタカナの名前の人物が多数登場すると、こいつが一体何者なのかを確認するために、何頁も遡り検索を行わねばなりません。1週間ほど放置しようものなら、相当時間を復習に充てなければなりません。
2つめに、長い。
文庫本を少しずつ買い漁っているのですが、全43巻もあります。今読んでいるのが、14巻なので、まだ3分の1にも達していません。楽しみが続くとも言えますが、完読という充実感が得られるのは当分先になりそうです。
そして、3つめは、イタリアに行きたい衝動が抑えられない。
物語に出てくるパラティーノの丘やフォロ・ロマーノといった名所をこの目で実際に見てみたい、という歴史好きにありがちな夢に日々駆られています。
日本の歴史なら、名所に行くのもそう苦労はないのですが、何せローマとなると簡単にはいきません。
ルビコン川を超える覚悟で、長期休暇を・・・。
弁護士 中岡正薫