弁護士 中岡 正薫
2013年06月10日(月)
プロ野球雑感
弁護士の中岡です。
プロ野球が開幕し、はや2か月が経ちました。
セリーグの優勝は既にTGの上位2チームに絞られた感がありますが、関西出身の私としては、やはりタイガースの8年ぶりの優勝を期待してしまいます。
そこで、今回のブログは、愛して止まない我がタイガースについて、今思っている心配事とその改善案というテーマで書き綴ってみたいと思います。
①藤浪投手の起用方法
言わずと知れた今年のゴールデンルーキー藤浪投手ですが、まだまだ高卒1年目ということで球数やイニングを考慮しながらのかなり慎重な起用方法になっています。
ただ、彼のこれまでの投手としての成長過程を見ると、大阪桐蔭高校時代は大きな故障をしていません。また、インタビューでの受け答えなどを見ても、非常にクレバーな選手で周囲にのせられて自分を見失うこともなさそうです。そうすると、故障はかなり少ない選手であるような気がします。
個人的には、今の首脳陣の起用方法に大賛成ですが、後半戦から少しずつリミッター解除をしてもらって、9月6日、7日、8日の対ジャイアンツ戦辺り(おそらくここが天王山でしょう。)で、1度だけでもいいので初完投・初完封を見せてもらいたいですね。
②高齢化する野手陣の改善
タイガースの今一番の悩みの種はこれでしょう。
とにかく、若手の野手が出てこない。ざっとオーダーを見渡しても、大和選手が一番の若手で、それ以外はほぼ30代の選手ばかり。昔と比べて選手寿命が伸びたとはいえ、この先3年後、5年後を考えると、補強なしには上位を維持していけないチーム体質になっているような気がしてなりません。
もちろん、競争の世界である以上、年齢も経験も関係なく、横一線で競わせるというのは個々の選手の視点からすれば当然のことでしょう。しかし、将来的なチームの繁栄という観点から見た場合には、実力の劣る若手であってもキラリと光るものを持っている選手については、若手枠を設けてでも辛抱して使い続ける勇気も必要なのではないでしょうか(Gの坂本選手も最初は酷かった・・・)。
ちなみに私の野手イチオシは西田直斗選手、北條史也選手ですが、なんとか今年中に1軍の経験を積ませてもらいたいものです。
③未来の抑え候補の確立
藤川投手が球団を去り、後釜の久保投手もピリッとしない状況の中、信頼のおけるストッパーの擁立が急務となっています。
藤川投手でさえ、ブレイクから守護神と呼ばれるまでに2、3年間を要したことからすれば、今年1年ですぐにストッパーを確立させることは不可能に近いでしょう。
そこで、今年1年はダブルストッパー制にして、来年以降の世代交代に備えてはどうかというのが私の考えです。
その候補ですが、1人はやはり現状のストッパーである久保投手ということになります。そしてもう1人ですが、私の投手イチオシの松田遼馬投手が最適任ではないかと思います。
松田投手は今年のオフシーズンで注目を浴びた選手で、球威には定評があります。ただ、まだ20歳とこれからの選手ですので、まずは、ある程度点差の開いた試合でのストッパーを経験させた上で、来年以降の正守護神を目指してほしいです。
誰も耳を傾けてくれない球団改革案ですが、スポーツ新聞片手に1人黙々と考えるのも楽しいものです。