弁護士 今田 健太郎
2012年12月11日(火)
事務所内弁護士間の熾烈な価格交渉
弁護士の今田健太郎です。
ノートパソコンを所望しています。現在持ち歩いているパソコンが壊れかけ
ているからです。
薄くて、軽くて、スタイリッシュで、機能がよくて、そんなノートパソコン
を探していたところ、事務所内のオシャレ弁護士の机の上に、「マックブック
エアー」なるオシャレパソコンが鎮座しているではありませんか。
「これ、譲渡する気ない?」
「うーん、価格次第ですね~。まだ、新しいですし。オフィスも入って、このオシャレなマウスも込み込みの値段。中古といえども、8万円は下らないですよ。何なら、外付けのディスクもつけときましょうか。」
さすが関西出身、商売上手です。
「え~、8万円!」
こんなやりとりをしていたら、他の弁護士が「僕も欲しくなってきたな。」
と、価格交渉に参入してきました。余計なことを。
こうなると、売り手としては、非常に強気の価格設定になってきます。
「基本的には競りをしてもらいますが、そうですね~、今なら8万5000円で即決価格にしますよ。入札の締切も設定しときますかね。」
ドヤ顔である。
たしかに、マックはオシャレだが、WINDOWS8も、軽くて機能性の高いノートパソコンが市場に出始めている。週末見に行ってからにしよう。
競争入札相手と黙示の合意をする。
週明け後、熱しやすく冷めやすい競争入札相手の弁護士は、市場調査の結果、競争から下りた。こうなると、立場は一気に逆転する。ブラックマンデーである。
「マックもいいんだけどねえ、LAVIEというシリーズは軽かったよ~。そうだなあ、今なら全部で3万円というところかな。」
「3万円!そんな価格じゃ売れませんよ。まあ、百歩譲って、ヨンキュッパとか、ヨンパチキュッとか。」どことなく、声に覇気がない。
どんどん価格が下がってきている。さて、私は、オシャレ弁護士から、いくらでマックブックエアーを手にすることができるのでしょうか。