弁護士 今田 健太郎
2012年05月15日(火)
夫としての弁護士
こんにちは。弁護士の今田健太郎です。
弁護士をしていると、色々な頼まれごとが舞い込みますが、その一つに、知り合いの独身の女性から、「誰か独身の弁護士を紹介してください。」といったものがあります。
どんな人がタイプ?と聞くと、「優しければOKです。」という回答が8割です。
しかし、具体的に詳細を詰めていくと、実際のところ、数多くの条件を満たしていなければならないことが判明します。
①人並みの容姿は欲しい、②贅沢は言わないが生活には余裕が欲しい、③休日には家事や育児も積極的にこなしてくれる、④平日はあまり早く帰って来なくていい、⑤食事は簡素なものを受け入れてくれる人がいい、⑤親とは同居したくない、⑥できれば長男以外がいい、そして最後に、⑦優しい、といった具合です。
最近、若手の弁護士も増えており、それなりに独身男性もいますが、これら全ての条件をクリアし、かつ、紹介相手となる男性弁護士もまた女性を気に入るとなると、カップル誕生は、次第に天文学的確率の低さになってくるのです。
では、現実的な話に戻すと、私の周りにいる既婚弁護士に映し出される「夫としての弁護士像」はどのようなものでしょうか。
①仕事が比較的多忙で夜帰ってくるのが遅い、②仕事が早く終わったとしても、依頼者や業界の人と飲みに行っているケースが多い、③年度や月ごとに収入にばらつきがあり、必ずしも経済的には安定していない、④離婚相談等を毎日のように受けているので、妻に大きな期待をしなくなる、⑤疲れていて覇気を失っている、⑥優しいかどうかは機嫌次第、といった特徴があります。
結局のところ、相手の男性に何を望むかによって、魅力的な存在となりうるかどうかが決定されるようです。