弁護士 今田 健太郎
2012年02月24日(金)
財布の中身
弁護士の今田健太郎です。
先日、東京へ出張に行ったとき、ふと財布の中身をみると、8000円しかありませんでした。大学時代は別として、社会人にもなると、どことなく1万円は入っていないと不安になります。
クレジットカードや電子マネー(スイカやイコカ)なども合わせて持っているため、よほどのことがない限り、移動に困ったり、飲み物を買えないといったことはありませんが、やはり「現金」がないという事実は、どことなく不安を煽るものです。
日本は、まだまだ現金主義であるということを再認識します。
おもむろにATMコーナーを見つけ、何気なく残高照会をします。
前回とほとんど変わっていないであろうことは薄々感じているのですが、毎回のように、「あれ、もう少しあったんじゃないかな。」という期待感を打ち砕かれ、2~3万円を引き出し、財布にしまうのが常になっています。
こうしてみると、私の財布の中身は、サラリーマン時代からあまり変化がないという現状に気づきます。
10万円単位で豪快に持ち歩いてみたいものですが、バブルの崩壊以降の日本経済と同様、この点についての右肩上がりは期待できないようです。
もっとも、現金が少ないというのは、「恐喝されたときの損害が少ない。奢ることを強要されたときに何よりの抗弁になる。財布が薄くてズボンのポケットがごわつかない。」といったメリットもあります。
こうして、私は、また休日や時間外に手数料をとられながらも、2~3万円を引き出す作業にいそしむことになるのです。