弁護士 今田 健太郎
2011年12月12日(月)
ステキなエキストラ
弁護士の今田健太郎です。
先日、ステキな金縛りという映画を見ました。
深津絵里が、ドジな弁護士役を見事に演じており、その他の役者さんも、それぞれイイ味を出していたので、全体的にレベルの高いコメディ作品だなと感じました。
ところで、僕は、大学時代、3年間ほどエキストラのアルバイトをしていたので、つい映画やドラマを見ていると、ついつい「通行人」とか「談笑している人」といったエキストラに目が走ってしまいます。
そして肝心な場面を見逃してしまうのです。
エキストラは、それぞれプロダクション(芸プロとか劇団東俳といったところ。)から仕事の依頼がくるのですが、「学生風の格好で、○○駅に集合」「ちょっとくたびれた若手サラリーマン風で、○○スタジオ集合」といったように招集されます。
現場に着くと、「口バクで会話しながら歩いてください。」とか、突然、男女のペアにさせられ「カップルのようにいちゃついて会話してください。」といったような無茶ぶりの指示が出ます。デキが悪いと、「カット~」という大きな声が響いてお叱りを受けます。
学生時代は時間もあったので、自分がエキストラとして出演したドラマなどは、録画したうえで画面をギラギラと眺め、「あ、2秒映った!」などと、テンションを上げていましたが、撮影の裏側を見ることができて(ときには俳優さんや女優さんも間近に見たり、運が良ければちょこっとお話したりできたりして)、大変楽しいアルバイトでした。
そういったわけで、ステキな金縛りを見ていても、集中しようと思えば思うほど、パブロフの犬のように、条件反射で、つい通行人などに心を奪われ、肝心な場面を思い出すことができません。
そういえば、エンディングのシーンは何でしたっけ。