弁護士 谷脇 裕子
2023年03月13日(月)
祝辞
近所に住む高3の甥が、東大の理1に合格した。
彼とは彼が赤ちゃんのときからの付き合いだが、しょっちゅうウチに来ていて、高校生になっても伯母(私)にくっつき回っている妙なヤツだった。
そういえば、彼がまだ小さいころ休日に事務所に連れてきたときに、いたずらが過ぎて、事務員さんが大切に育てていた植物の鉢をひっくり返してしまい、反省のお手紙を書かせたこともあったっけ。
困ったこと、面倒くさいこと、心配なことも多かったけど、彼のおかげで子どものいない我が家も随分賑やかに華やいだ。
「ねえ。シンくん。君のその力(能力)は、自分のためじゃなくみんなのために使って欲しい。それがやがて、君自身を助けてくれる(生かしてくれる)と、私も叔父さん(夫)も信じているから。」
・・・それにしても、私が敬愛するあの先生や、あの本の著者の教授にも、君はこの春からいつでも会いに行けるんだね。伯母は心底うらやましいぞ。
あすか通信№10 平成27年1月1日発行