弁護士 上椙 裕章
2011年05月20日(金)
サントラ
弁護士の上椙です。
先日、甥っ子とアンタッチャブルの話をしていて(映画ですよ)、あのオデッサの階段シーンが見たくなり、愛蔵DVDを引っ張り出して見ていました。
この映画、キャストもさることながら、映画を盛り上げているのは、やはりエンリオ・モリコーネの音楽ですよね。モリコーネといえば、「ニューシネマパラダイス」、「ミッション」などなど挙げれば切りがない映画音楽界の巨匠。情緒豊かな音楽は郷愁を誘います。
映画を語るとき、監督、俳優、脚本などいろいろありますが、やはり映画音楽は欠かせません。あのフレーズを聴くと目に浮かぶあのワンシーン・・・「いや~映画って本当にいいものですね。」
というわけで、今回は、私の好きなオリジナル・サウンド・トラック(80年代)を5つほど(ベスト5ではないですよ)。ちょっと長いのでお暇な方だけお読みください。
1 ストリート・オブ・ファイア
この映画、特筆するような内容ではないんだけれど、非常に楽しい。悪者に捕らえられたヒロインを助けに行くという時代劇のような勧善懲悪ヒーローものです。
当時、大好きだったダイアン・レインが出てたので映画を見たんだと思いますが、今となっては、レイヴン役(敵役)のウィレム・デフォーと、サントラが特に好き。
音楽担当は、ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブで一世を風靡したライ・クーダー。ブエナとは違ってエネルギー全開のライ・クーダーのギターサウンドが、おとぎ話のようなストーリーを盛り上げます。
これは映像とセットで視聴して欲しいサントラですので、DVDで鑑賞してください。もちろん、私もDVD持ってます。ヒット・ナンバー「今夜は青春」を聞きながら、一緒に拳を振り上げましょう。ところで、嶋田久作がウィレム・デフォーに似ていると思っているのは私だけでしょうか。
2 フットルース
ケビン・ベーコン主役の青春ダンスムービー? これまた映画自体は特筆すべきものではありませんが、楽しい映画です。映画音楽は、「天使にラブ・ソングを2」のマイルズ・グッドマン。
このサントラ、本当に充実していて、何故か映画音楽で(あるいは映画音楽だけで)スマッシュヒットをとばすケニー・ロギンスが歌うタイトルチューン、ボニー・タイラーの「ヒーロー」(日本人にとっては、スクール・ウォーズですね)、ピンク・レディのミーがカバーした「ネバー」など捨て曲なし! 中でも私は、ケニー・ロギンスが歌う「アイム・フリー」が好きです。80年代を思い出させてくれる最高の一枚です。
3 ブレードランナー
興行成績は散々だったらしいですが、今では映画としても、非常に評価が高い作品です。監督リドリー・スコットの手がけた映像は今見ても本当に素晴らしい。ちなみに、美術デザインは、∀ガンダム(「ターンエー」って読みます)のデザインを手がけたシド・ミードです(出た! ガンダムネタ)。
映画音楽は、「1492コロンブス」、「炎のランナー」、「南極物語」などを手がけた巨匠ヴァンゲリス。壮大な世界観が広がっていきます。
この映画、年々評価が上がって行き、当初発売されなかったオリジナルサントラも封切りから10年以上経ってようやく発売されています。
4 ニュー・シネマパラダイス
おお、やっと出て来たかという人も多いでしょうか。「ニュー・シネマパラダイス」という映画を語るとき、モリコーネの音楽をはずすことはできません。まさに、映画と音楽が一体となって評価されている代表的な作品ではないでしょうか。
主題曲「シネマ・パラディーソ」は誰もが一度は耳にしたことがあるくらい繰り返し使われている曲です。サントラを聞きただけで、うるっときちゃうのは私だけではないはずです。
5 スタンド・バイ・ミー
映画も音楽も最高! 私の青春映画です。
サントラは、50年代60年代のアメリカンがゴチャ混ぜって感じですが、強いていえば草創期のロックンロールでしょうか。この映画のサントラがきっかけで、バディ・ホリーやエディ・コクランなどを聞き始めた覚えがあります。
中でも大好きなシーンは、冒険に出た4人の少年が線路の上を歩きながら、「ロリ・ポップ」を歌い、曲に合わせて、口に入れた指を頬をはじくように抜きながら「pop!」って鳴らすところ。・・・うまく伝えられないですが、「ロリ・ポップ」を聞くとついつい「pop!」って真似しちゃいます。