弁護士 今田 健太郎
2024年11月05日(火)
受験生を持つ親の気持ち~その立場になってみると分かる
弁護士の今田健太郎です。
長男は現在高校3年生ですが、美術系大学への進学を目指して、日々特訓しています。
自らも、当事者として大学受験を経験しましたが、思い返してみると、なかなか親の気持ちまで考える余裕がなかったというのが本音です。
大学受験を控えた親の心情は、実に複雑なところがあります。子供の成長を見守ってきた親にとって、大学受験は重要な節目であり、大きなプレッシャーを感じる時期でもあります。懸命に取り組む姿を見守りながら、親は様々な思いに駆られます。
「しっかり休めているだろうか」「必要なサポートができているだろうか」そんな心配が頭をよぎります。子供の体調やメンタル面を気遣いながらも、どの程度介入すべきか悩むことも多いです。先生方のコメントに一喜一憂したり、親自身も一緒に落ち込むこともあります。
親は子供の努力を信じ、共に頑張る気持ちを内に秘めながらも、結果に関わらず、長い目で応援していく必要があることを痛感する日々です。
ある意味、これほど濃密な時間を過ごすことができるのも、限られた瞬間であり、大変だけれども幸せなひとときであることを噛みしめながら、最終的に、一緒に喜ぶことが出来る日が来ることを願っています。